日本のパン屋さんでも見かけることのできるブリオシュ。
おそらく、それは、だるま型のころんとした菓子パンではないでしょうか。
この日本で知られているブリオッシュは、ブリオシュ・ア・テット(頭のあるブリオッシュ)と呼ばれる フランスのブリオシュです。
一方、イタリアにもブリオシュが存在します。呼び名は明らかにフランスから来ているのですが、イタリアのブリオシュは、形も食感もクロワッサンに近いものとなっています。呼び方はブリオシュの他に、その角(コルノ)のような形からコルネットと呼ばれています。ちなみにこのブリオッシュという呼び方はフィレンツェ以北らしく、南ではコルネットと呼ぶのが一般的らしいです。
イタリアのブリオシュは、クロワッサンより使用されているバターの量が少ないため、層が少なくやや硬めなのが特徴です。
イタリア人の朝食は、ブリオシュもしくはビスケット、そしてコーヒー、カフェラッテ、カプチーノというのが一般的。
毎日、出勤前に行きつけのバールに立ちよって、ブリオシュとカプチーノで立ち朝食という人も多いです。
バールでは、大抵、何も入っていないプレーン、チョコレート、カスタード、ジャムの4種類を用意してあって、カウンターで立ち飲み・食いのばあいは、注文後、コーヒーを待っている間に、お客自身がガラスケースから好みのブリオシュを出して食べるという感じです。
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